ほったらかし投資とは?メリット・デメリットとおすすめの投資方法5選
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大西 勝士
大西 勝士
フリーランスの金融ライター(AFP、2級FP技能士)。早稲田大学卒業後、会計事務所、一般企業の経理職、学習塾経営などを経て2017年10月より現職。10年以上の投資経験とFP資格を活かし、複数のメディアで執筆しています。

投資に興味はあっても、「時間がない」「投資は難しい」と感じてなかなか始められない人は多いのではないでしょうか。しかし、放置していても利益を生み出してくれる「ほったらかし投資」であれば、忙しい人や投資初心者でも無理なく取り組めます。

本記事では、ほったらかし投資のメリット・デメリットとおすすめの投資方法を5つ紹介します。

ほったらかし投資とは

ほったらかし投資とは?メリット・デメリットとおすすめの投資方法5選
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ほったらかし投資とは、最初に投資方針を決めて仕組みを整えることで、あとは放置しておいても利益を生み出してくれる投資方法です。

短期で大きな利益を狙うのではなく、長期的な視点でじっくりとお金を増やしていくのが特徴です。日々の値動きを過度に気にする必要がなく、再現性が高いので、仕事が忙しい人や投資初心者でも取り組みやすい投資方法といえます。

ほったらかし投資のメリット

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ほったらかし投資のメリットは以下の通りです。

・時間や手間がかからない
・少額から投資を始められる
・初心者でも取り組みやすい
・預貯金より高い利回りが期待できる

時間や手間がかからない

ほったらかし投資は自動積立などを活用して仕組みを整えたら、あとは放置しておいても運用が継続されます。定期的に運用状況を把握することは大切ですが、1日に何度も値動きをチェックする必要はありません。時間や手間がかからないので、自分のやるべきことに集中しながら投資に取り組めます。

少額から投資を始められる

ほったらかし投資は、比較的少額から投資を始められます。投資方法によって最低投資金額は異なりますが、中には100円から購入できる金融商品もあるため、まとまったお金を用意する必要はありません。まずは試しに少額から始めて、慣れてきたら少しずつ投資金額を増やしていくといいでしょう。

初心者でも取り組みやすい

ほったらかし投資は、最初に仕組みを整えれば自動的に運用が継続されます。経済環境や株価指標などを参考に将来の値動きを予想したり、何度も取引を繰り返したりする必要がないので初心者でも取り組みやすいでしょう。

預貯金より高い利回りが期待できる

現在は低金利が続いており、銀行に預けるだけではお金を増やすのが難しい状況です。2022年5月現在、一般的な銀行の普通預金金利は年0.001%(税引前)です。期待できるリターンは投資方法によって異なりますが、ほったらかし投資は預貯金よりも高い利回りが期待できます。

ほったらかし投資のデメリット

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一方で、ほったらかし投資には以下のようなデメリットもあります。

・元本割れリスクがある
・短期間で資産を大きく増やすのは難しい
・完全に放置するのは難しい

元本割れリスクがある

ほったらかし投資は、投資である以上は元本割れのリスクがあります。運用がうまくいけば利益を得られますが、うまくいかずに損失が生じることもあるかもしれません。初心者でも取り組みやすい投資方法ですが、必ず利益を得られるわけではないことを理解しておきましょう。

短期間で資産を大きく増やすのは難しい

ほったらかし投資は、長期間の運用が前提の投資方法です。積立投資や複利運用を活用しながら長く運用を継続することで、まとまった資産を作ることが可能となります。

基本的に短期間で資産を2倍、3倍と大きく増やすのは難しいでしょう。短期で大きな利益を狙いたい場合は別の投資方法を検討する必要があります。

完全に放置するのは難しい

ほったらかし投資は時間や手間はかかりませんが、完全に放置することはできません。大切なお金を運用する以上は、定期的に運用状況を確認することが大切です。状況によっては商品や資産配分の見直し、売買タイミングの判断も必要になってきます。

ほったらかし投資におすすめの投資方法5選

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ほったらかし投資にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なるため、自分にあった投資方法を選ぶことが大切です。ここでは、ほったらかし投資におすすめの投資方法を5つ紹介します。

・投資信託
・ロボアドバイザー
・不動産投資クラウドファンディング
・ソーシャルレンディング
・マンション経営

投資信託

投資信託は、複数の投資家から集めた資金を一つにまとめ、専門家が株式や債券で運用を行う金融商品です。運用で得られた収益は、投資金額に応じて投資家に分配されます。

投資信託は少額から国内外のさまざまな資産・銘柄に分散投資が可能であるため、リスク軽減が期待できます。積立投資に対応しており、積立設定をすれば証券会社が自動的に購入してくれます。

また、つみたてNISAやiDeCoといった非課税制度を活用できるのも強みです。投資の利益には所得税や住民税がかかりますが、非課税制度を利用すれば課税されないので有利に運用できます。

投資信託はさまざまな商品が販売されており、販売手数料や信託報酬(運用管理費用)などのコストは商品によって異なります。投資信託で運用する場合は投資方針や運用コストを比較し、長期保有できるファンドを選ぶ必要があるでしょう。

ロボアドバイザー

ロボアドバイザーとは、AI(人工知能)を活用した投資サービスのことです。最初に簡単な質問に答えるとリスク許容度を判定し、最適なポートフォリオ(資産配分)を提案してくれます。そのポートフォリオが維持されるように、運用商品の購入やリバランスを自動的に行ってくれるのが魅力です。

ロボアドバイザーは資産運用のほとんどを任せられる反面、運用コストは比較的高い傾向にあります。運用資産の年1%程度が一般的です。また、ロボアドバイザーは主に投資信託やETFで運用を行いますが、非課税制度に対応しているサービスが少ない点にも注意が必要です。

不動産投資クラウドファンディング

不動産投資クラウドファンディングは、不特定多数の投資家からインターネットを通じて集めた資金で不動産運用を行うサービスです。一棟マンションや商業施設、ホテル、学校、保育園など、さまざま不動産に1万円程度の少額から投資できます。

1つの物件ごとにファンドが組成され、投資募集が行われます。ファンドごとに想定利回りや運用期間が決まっており、投資後は定期的に分配金が支払われ、運用が終了すると元本が返還される仕組みです。基本的に値動きがないので、投資後は分配金の入金と元本の返還を確認するだけで済みます。

ただし、不動産投資クラウドファンディングは基本的に中途解約ができず、運用終了まで資金を引き出せません。運用がうまくいかなければ元本割れの可能性もあります。

ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングは、不特定多数の投資家からインターネットを通じて集めた資金を企業に貸し出して利息収入を得るサービスです。1万円程度の少額から出資できます。

不動産投資クラウドファンディングと同じく、ファンドごとに想定利回りや運用期間が決まっています。基本的に値動きはなく、投資後は分配金の入金と元本の返還を待つだけです。

ただし、貸付先でデフォルト(債務不履行)が発生すれば元本割れの可能性があります。また、基本的に中途解約はできず、運用終了まで資金を引き出せない点にも注意が必要です。

マンション経営

マンション経営は、ワンルームマンションなどを入居者に貸し出して家賃収入を得る方法です。入居者がいれば、毎月家賃収入を得られます。入居者募集や賃貸借契約、家賃の回収といった賃貸管理業務は管理会社に任せられるため、副業として取り組むことが可能です。

他の投資方法との大きな違いは、借入金を利用して物件を取得できることです。家賃収入でローンを返済することで、少ない自己資金で効率よく資産を増やせます。キャッシュフローが赤字になることもありますが、長期保有で家賃収入を積み上げ、ローン返済を進めれば着実に資産は増えていきます。

マンション経営は入居者がいないと家賃が入ってこないので、プロ(不動産会社)の力を借りながら空室リスクが低い物件を選ぶことが大切です。

まとめ

ほったらかし投資とは?メリット・デメリットとおすすめの投資方法5選
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ほったらかし投資は手間や時間がかからず、初心者でも取り組みやすいのが魅力ですが、投資方法によってメリット・デメリットが異なるため、自分にあった方法を選択することが大切です。長期投資で資産を大きく増やしたい場合は、借入金で物件を取得できるマンション経営を検討しましょう。

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