最終更新日:2024/11/20
知っておけば不動産投資にも活用できる インテリアについて
(画像=Photographee.eu/Shutterstock.com)

マンション経営においては、入居者に部屋を貸すことで家賃収入を得ます。そのため、物件を内覧するにあたり、どうしたら入居者が快適に生活できるかを想像することが大切です。このような際、インテリアについて学んでおくことで、オーナーとしては入居者がどのように生活しているか、ありありとイメージすることができるでしょう。そこで本稿では、インテリアについての学習を通じて、マンション経営をさらにステップアップさせる方法について説明します。

目次

  1. インテリアを学ぶことで入居率もアップ
  2. インテリアは入居者から想像する
  3. インテリアにはどのような種類があるの?
  4. 入居者のイメージを意識しよう

インテリアを学ぶことで入居率もアップ

マンション経営で一番大切なことは、なるべく入居者を絶やさないことです。そのためには良い物件を選ぶ必要がありますが、いざ物件を内覧する際、それが本当に良い物件なのかどうか判断がつきにくいこともあるでしょう。

魅力的な部屋というものは、ただ色合いやデザインが魅力的なだけではなく、生活するにあたっての快適さをも醸し出しているものです。「ここ住みやすそう」という判断は直感的なものですが、その判断を下す際には、部屋に家具が置かれ、自分がその中で生活していることをイメージしています。

それは入居希望者が内覧をする際も同様です。どのような部屋に住みたいかなどのイメージが曖昧な入居希望者であっても、モデルルームのようにちょっとした家具を置いてインテリアを提案すれば、そこで自分が生活しているイメージがたちまちわいてきます。一般的に、入居希望者はいくつかの物件を見て回りますから、そのような部屋を内覧すれば印象に残りやすくなります。

インテリアを学ぶことで入居率を上げることも不可能ではありません。ではインテリアについてどのように学んでいけば良いのでしょうか。

インテリアは入居者から想像する

インテリアに関するありがちな失敗例として「オーナーの好きなインテリアスタイルのみをイメージする」ということが挙げられます。物件の入居者はさまざまであり、当然、その好みもさまざまです。いくらオーナーがクラシックな雰囲気が好きであっても、入居者がそれを好まないことは往々にしてあるはずです。また、単身者向けのマンションなのに、ファミリー向けのインテリアを考えても、意味はありません。

逆に、好みが合う人に、望みのインテリアに囲まれて生活している姿をありありと想像させることができれば「ぜひこの物件を借りたい」と思うきっかけにもなるでしょう。

インテリアにはどのような種類があるの?

インテリアは、切り口によっていくつもの種類に分かれます。例えば、国や地域を切り口として分類すると「北欧デザイン」や「アジアンスタイル」などに分類することができます。また、時代を切り口として分類すると、その時々の流行によって「レトロ」や「モダン」といった分類もできます。

インテリアには定番として「これ」と断言できる分類はありませんが、大きな切り口に分けることは可能です。

地域による分類
地域による分類は一番わかりやすいものです。北欧風、アメリカン、欧州・イギリス風、東南アジアのテイストや日本であれば和室など、その地域の特徴が明確に表れています。

時代による分類
地域が同じであっても、時代が変わるとテイストも変わります。例えば同じ日本であっても1920年代前後であればアールデコ調だったり、1990年代初頭であればモノトーンを基調としたスタイリッシュな雰囲気だったりします。また2019年であれば、ジオメトリックを用いたシンプルモダンや植物と融和するエコをイメージしたテイストなどが人気です。

カラーと素材による分類
インテリアにおいてカラーや素材は重要です。同じ地域や時代であっても、アルミなどの合金でできているものとプラスチックでできているもの、木材でできているものでは雰囲気に大きな違いが生まれます。また、暖色であるか寒色であるかによってもトーンは異なります。

上記の3つを組み合わせていくことで、魅力あるインテリアが生まれてきます。暖色のレンガや木材を用いたり、キッチンにスパイスの瓶を並べてみたりすることでアメリカンカントリースタイルを醸し出したり、もしくは近年の流行に合わせて、必要最小限の家具だけを置いたミニマルスタイルなどを表現したりすることもできるでしょう。

入居者のイメージを意識しよう

入居者が喜ぶインテリアをイメージすることで、部屋の魅力はますますアップしていきます。どのような人が住むのかを想像し、入居者が好むインテリアを考えてみることも、マンション経営の楽しみの一つだといえるでしょう。

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