梅雨になると、気分も沈みがちになります。自宅も通勤電車も湿気が多く、蒸し風呂のようです。「気がついたら、家具の裏の壁紙にカビが生えていた!」という人もいるでしょう。そんな人のために本稿では、梅雨の湿気対策を万全にして、快適な生活を送る方法について解説します。
目次
ジメジメした季節をどう乗り越える?
毎年もやってくる、梅雨。ジットリと蒸し暑い日が続き、外干しできずについ洗濯物を溜めてしまったり、気づいたら食べ物が傷んでいたり、気分も少しどんよりとしてきてしまいます。雨で外出が減って運動不足になりがちで、気圧の変化で膝や腰が痛む人もいるかもしれません。
そんな憂鬱な梅雨の時期でも、上手に乗り越える方法はいくつかあります。なるべく湿気を取り除きつつ、気分を前向きすることが大切です。
梅雨の時期の湿気対策
インドやアフリカなど、とても暑い国の人でも「日本の暑さには敵わない」と言います。その理由は、日本の湿度の高さです。湿度が低くカラッとしていれば、気温が高くてもそれなりに快適に過ごせるものです。梅雨を快適に過ごすためには、どのような方法があるでしょうか。
窓は必要最低限しか開けない
梅雨が不快なのは、湿度が高いためです。つまり、湿度を下げれば梅雨の時期でも快適に過ごせるのです。部屋の湿度が高いからといって窓を開ける人がいますが、これは間違いです。雨の日はもちろん、梅雨の時期は曇りの日でも、部屋の湿度は外よりも低いことが多いのです。部屋がムシムシするからといって窓を開けると、ますます部屋の湿度が高くなってしまいます。
室内の扉はなるべく開放
湿気は、高い所から低い所へと流れて留まる傾向があります。このため、たとえばシンクの下の扉や洗面所などの水回り、クローゼット、下駄箱などをこまめに開放することで、扉の中にこもりがちな湿気を外に逃がすことができます。これは、カビはもちろん初夏から発生しがちな害虫を防ぐことにもなるので、気がついたら扉を開けるようにしてください。
手軽な除湿アイテムを利用する
下駄箱など、特に湿気がこもりがちな場所は、100円ショップなどで売っている重曹を小皿などに入れて置いておくことで湿気を取り除くことができます。炭も湿気を吸収してくれるので、同様の効果が期待できます。炭は、乾いた日に外に干しておくだけで吸湿力が復活するため、何度でも使えてとても便利です。
扇風機や除湿機を活用する
風を通すには、入り口と出口が必要です。外の湿度がそれほど高くないときは、お風呂場など、とりわけ湿気が溜まりやすい場所の窓に向かって扇風機を当て、湿気を外に逃がしてやると早く乾燥します。
部屋全体がジメジメしているのであれば、除湿機の出番です。安いものであれば、1,000円台で買えます。それで不快さが軽減できるなら、お得な買い物と言えるでしょう。
梅雨の時期を存分に楽しむ
四季は、日本が持つ魅力の一つです。夏の前兆として訪れる梅雨も、できれば楽しんでいきたいもの。つぎは、梅雨の前向きな楽しみ方をご紹介します。
梅雨の外出を楽しむ
日本では昔から、時節に合った服装や調度品を用いてきました。現代でも、梅雨の時期ならではの、ちょっとおしゃれなレインコートや雨傘、レインブーツなどを購入することで、雨の日の外出も楽しくすることができます。また、梅雨の花といえばあじさいです。あじさいがたくさん咲く公園や鎌倉のお寺へ行くなど、梅雨自体を味わう外出もまた一興です。
普段行かない屋内施設を利用する
図書館や博物館など、普段あまり足が向かない施設に赴いてみることも梅雨の楽しみ方の一つです。図書館などで本を借りてきて、思いっきり部屋に閉じこもって読書にふけるのも、日常とは違った楽しみかもしれません。部屋で没頭できるようなDVDやゲームなどを楽しんでみてもいいでしょう。
マインドフルネスを活用する
「それでもやっぱり梅雨は不快!」と思うこともあるでしょう。ジメジメした日が続いて気分が滅入るときは、マインドフルネスで気分を爽快にすることができます。マインドフルネスのやり方は、とても簡単です。
ゆっくり息を吸い、ゆっくり吐くだけ。この呼吸にしっかりと意識を集中します。雑念が湧いたことに気づいたら、また呼吸に意識を集中します。これを1分繰り返すだけで、やる前よりもずっと気持ちが楽になったことに気づくことでしょう。マインドフルネスは繰り返すたびに効果が上がるため、ふと思い出したとき、いつでもどこでもやってみることをおすすめします。
自分だけの快適な梅雨ライフを
梅雨の対策をいくつかご紹介しました。新聞紙を1枚丸めるだけでも湿気を吸収してくれるように、梅雨の時期でも快適に過ごす方法はたくさんあります。皆さんも自分なりに梅雨の楽しみ方を見つけて、ぜひ快適な梅雨ライフを過ごしてください。
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