新型コロナウイルスの感染拡大によって、ライフスタイルだけでなく「情報収集のスタイル」も変化しているようです。その一つが、オールドメディアの代表であるラジオの人気ぶり。今後さらにリモートワークが定着すると、ラジオはどんな存在になっていくのでしょうか。その可能性を探ります。
リモートワークの普及で今後、ラジオに新たな役割?
アメリカでは、新型コロナウイルス感染拡大の前後を比べると、ラジオの売上高が2倍以上になったというデータがあり、日本でも同じような流れが起こっている可能性があります。ラジオ人気の理由は、有事に強いツールであることに加えて、イエナカで過ごすライフスタイルやワークスタイルとの親和性の高さもあるでしょう。今後リモートワークやテレワークが定着すると、ラジオはどのような役割を果たすのでしょうか。ラジオのメリット・デメリットから整理してみましょう。
リモートワークにおけるラジオのメリット
仕事をしながら情報収集ができる
リモートワークの環境下では、これが最大のメリットと言えるでしょう。ラジオ視聴で使うのは耳だけなので、パソコン作業をしながらでも効率的に情報収集ができます。ラジオというと、音楽をメインにした番組が多い印象がありますが、他にも速報性の高いニュースや専門家のインタビュー、ビジネスに役立つコンテンツなどが豊富に揃っています。
シーンに合わせて情報収集ができる
職場でラジオがかかっていると、「音が気になって仕事に集中できない」かもしれません。しかし、リモートワークなどイエナカで聴く場合は、シーンに合わせてオンとオフを切り替えることができます。たとえば、ルーティンワークをする時はラジオをオンに、集中したい時やオンライン会議をする時はオフにするといった具合です。
適度な音があることで集中力が増す
ラジオには、直接的な情報収集以外のメリットもあります。たとえばリモートワークをしていると、隣室や近隣の音が気になって集中できないこともあるでしょう。ラジオの音があることでそれらの音が気にならなくなり、集中しやすい環境を作ることができます。
時間の経過を意識できる
イエナカでリモートワークをしていると、つい没頭してしまい時間を忘れてしまう人もいるでしょう。ラジオを聴いている、「お昼になりました」「14時になりました」といったコメントが入るため、自然に時間を把握できます。
これらの他、ラジオそのもののメリットとして家事や移動、ウォーキングなどをしながら効率的に情報収集できることもあります。
リモートワーク時のラジオのデメリット
リモートワーク中のラジオのデメリットとしては、ある程度音声に意識を向けないと、情報が頭に入ってこないということがあります。
人によってはラジオがかかっていることで集中力が落ちることがありますが、これはメリット2で紹介したとおり、シーンに合わせてオンとオフを切り替えるといいでしょう。
ラジオは未知の知識と出会える可能性があるメディア
ラジオを通しての情報収集は、文字どおり“アンテナを張る”行為です。インターネットや本は、既存の知識や興味のあることを深掘りする際に向いていますが、ラジオは未知のジャンルの知識と出会えることも多いため、アイデアの宝庫になり得ます。これを機に、情報収集の方法にラジオを加えてみてはいかがでしょう。
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