マンション経営のキモは不動産会社選び!不祥事を起こす会社を避けるには
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2018年、大手企業が建築基準法違反するなど不祥事を起こし不動産業界を震かんさせています。このような不祥事を起こす業者は、不動産業界の中のごくごく一部ではあるものの、まったくないわけではありません。

そこで、本稿では「どのような会社が不祥事を起こすか」「不祥事会社を回避するにはどうすればよいか」について記載します。

目次

  1. 1.不祥事を起こす不動産会社
  2. 2.不動産投資は事業であり投資である
    1. 2-1.立地
    2. 2-2.仕様
    3. 2-3.セキュリティ、管理体制
  3. 3.リスクとリターンを見極める
  4. 目先の利回りだけで選ばない!信頼できる不動産会社を長期的な視点で

1.不祥事を起こす不動産会社

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大手企業だけでなく、不動産会社の不祥事は散見されます。例えば、過疎化した地方の農家などに話をもちかけ、アパート経営などをすすめる不動産会社が出てきました。

これらの不動産会社は、売り込み相手に「会社がアパートの建築を請け負ううえ、さらにサブリースによる一括借り上げをするため、損をしない」というセールストークで話をしてくることが少なくありません。

しかし、これらのセールストークをすべて鵜呑みにしてしまうと大変なことになる可能性があります。

オーナーには、建築費用として1億円近い借金をさせ、いざ借り上げを開始すると同時に家賃の値下げ交渉を始めたり、修繕費を求めてきたりするのです。

「この条件を承諾しないオーナーは一括借り上げを止める」と脅され、オーナー側は泣く泣く要求を呑み、結局、多額の借金ばかりを抱える結果となってしまいました。

このような不祥事を起こす会社は、不動産業界のごく一部です。しかし、これらのような企業が出てくると不動産業界全体のイメージダウンになりかねません。

では、このような悪徳不動産会社を回避するにはどのようにすれば良いのでしょうか。

2.不動産投資は事業であり投資である

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]不動産投資は、不動産の貸付という一つの事業と同時に投資としての側面があります。安定性が高いとはいえ、そこに生じるリスクはゼロではありません。

つまり、一括借り上げで「絶対に損をしない」というシステムなどは組むことができないのです。物件におけるあらゆるリスクを先取りし、その回避策を提示したうえで商品をすすめてくれるような会社であれば問題はないでしょう。

不動産会社を見極めるチェックポイントとして、「立地」「仕様」「セキュリティ」「管理体制」の4つが挙げられます。

2-1.立地

例えば、「立地」というものは不動産投資において何よりも大切です。

「人口密度や年齢層、住宅街でもファミリー層か単身者が多いのか」「交通アクセスや商店街などはどうか」など、立地について詳しく説明し、質問にも答えてくれる不動産会社であれば問題ありません。

2-2.仕様

「仕様」についてもこれは同様で、細かな仕様の説明を省いて契約を急かせるような会社であれば、そこには疑問符が生じます。

2-3.セキュリティ、管理体制

「セキュリティ」や「管理体制」は、女性やファミリーにとって特に気になるところです。これらの説明がきちんとできている会社は優良である可能性を期待できます。

3.リスクとリターンを見極める

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不動産には、事業と投資の両面があるため、当然リターンだけでなくリスクが生じます。リターンの指標として見られるものが「利回り」です。

世の中には首をかしげてしまうような高い表面利回りを提示している不動産物件もあります。しかし、リターンであると同時に利回りの高さは「リスクの高さをパーセンテージで表したもの」と見なしても良いでしょう。

優良な不動産は営業するにあたって、ごまかしや嘘をつく必要がありません。

メリットとデメリットの双方をきちんと提示し、利回りだけでなく高い安定性を売りにしてくるような不動産物件であれば、それは安心できる不動産会社であるといえるはずです。

目先の利回りだけで選ばない!信頼できる不動産会社を長期的な視点で

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信用できない不動産会社は、とにかく口約束で売ることばかりを先行したがる傾向です。

しかし、不動産は高い買い物であるため、長い付き合いになるものと心得て長期投資というスタンスを意識することが大切です。

不動産投資を検討する際は、不動産物件だけでなく不動産会社の目利きも、おろそかにしないようにしましょう。

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