新型コロナウイルスの影響で「ソーシャルディスタンス」が習慣になりつつあり、宅配商品の受取り方法も、手渡しから宅配ボックスでの受取りに移行しつつあります。

宅配ボックスがない場合は「置き配」となりますが、商品が盗難にあう可能性もあり、安全とは言えません。

これらは所有物件に宅配ボックス設置をしていないオーナー様にとって悩みのタネでありますが、実は宅配ボックスは後からでも設置ができます。今回は、宅配ボックスについてまとめました。

新型コロナウイルス対策だけではない 宅配ボックス導入のメリット
(画像=chromatic/stock.adobe.com)

宅配ボックスは後からでも設置できる

宅配ボックスは後からでも設置可能です。マンション全体用・個人向けの2種類があります。

【マンション全体用】 宅配ロッカーをエントランス付近に設置します。宅配ロッカーを設置する際には、以下の選択肢があります。

  • エントランスより内部に設置 エントランスエリアに設置し、入居者のみが使用します。マンション管理組合またはマンションオーナー施工業者のリフォーム工事であれば次世代住宅ポイントの対象となり 「家事負担軽減に資する設備(宅配ボックス)」 のポイント還元がされます。 ※工事をセルフで行なった場合には次世代住宅ポイントの対象外。

  • エントランスの外に設置 エントランスの外(公道に面した占有敷地部分)に十分なスペースがある場合も入居者が使う宅配ロッカーの設置ができます。 一般の人は利用ができないようにIDを発行して利用開始します。リフォーム工事で 次世代住宅ポイント の対象になります。 ※工事をセルフで行なった場合には次世代住宅ポイントの対象外になります。

また、一般の人(入居者ではない人)も利用できる公共型宅配ロッカーの設置も可能です。敷地内に、公共用として一般の人も使える宅配ロッカー設置ができますので 「宅配システムの低CO2化推進事業(新規)」 という補助金の対象になり、設置費用の1/2が支給されます。他の助成金との併用はできません。

【個人用】 所有物件ごとに個人用の宅配ボックスの設置する方法です。設置方法は2種類あります。

【小規模工事による宅配ボックス設置】 玄関周辺から自室内までに空間がある場合は、小規模工事による宅配ボックス設置が可能です。見積もりでリフォーム業者から提案と設置可不可の回答が来ます。 次世代住宅ポイント の対象となりポイント還元がされます。 ※工事をセルフで行なった場合には次世代住宅ポイントの対象外になります。

【据え置き型宅配ボックス設置】 玄関前スペースに 据え置き タイプのボックスを置く方法です。床面に固定できるかはマンション管理組合に相談・確認をして下さい。購入の際に気をつけることは3つあります。

①:宅配業者が扱いやすい、シンプルな構造のボックスにする 誰もわかる、使い勝手がシンプルなものにしましょう。

②:ボックスには鍵があることが望ましい 万が一の盗難を考慮し、鍵つきのものにしましょう。

③:大きい段ボール箱が入る ボックスが高さ50センチ、幅40センチ、奥行き40センチくらいの大きさであれば、100㎡サイズにも対応できますし、小さいものならば2~3個受け取れます。

これ以外にも、 ドアノブ吊り下げ型宅配ボックス で簡易的な宅配ボックスとして使う方法もあります。

宅配ボックスの3大メリット&デメリット

宅配ボックスの設置のメリットとデメリットをまとめました。

【宅配ボックス設置の3大メリット】 ①:不在時に受取りができる 家に受取人がいない時でも荷物が受け取れます。

②:夜間配達にも間に合う 受取り時間帯に帰宅できなくても、当日の夜間配達をお願いできます。

③:再配達がない 宅配ボックスに品物をいれてもらえれば受取完了します。

【宅配ボックス設置3大デメリット】 ①:受取り個数と大きさに制限がある ロッカー式、ボックス式とも共有スペースの広さに依存しますので、戸数分に対して十分な数が用意できない場合があります。 また、なかなか荷物を引き上げない人が複数人いるとクレームの原因になります。

②:冷凍もの、貴重品は受付していない クール便や貴重品などは、もともと宅配ボックスでの受取りができません。

③:経費がかかる 導入・管理・修理・清掃の費用(手間)がかかります。宅配ロッカーの場合は連結型というロッカーを足せるタイプがありますので、スペースと利用状況を見ながら予算にあった増設が可能です。助成金は年度が被らなければ再申請可能です。 宅配ロッカーの寿命は8~10年ほどとされています。

宅配ボックスのように荷物を受取る2つの方法

所有物件に宅配ボックスが設置できない場合、宅配ボックスの代わりとして荷物を受取る公共型の宅配ボックスがあります。 再配達通知が来たら宅配ボックスの受取りを指定 する方法ですが、宅配業者が宅配ボックスに配達完了するまでに中1日必要です。

①:コンビニの宅配ボックス受取りをする 大手コンビニ では宅配ボックス設置のある店舗が増えていますので、そこで受取りができます。(宅配ボックス設置がない店舗は、普通の受け渡しになります)

②:公共機関にある宅配ボックス受取りをする 公共機関(駅・文化センター・図書館など)に設置してある大型宅配ボックスを利用して荷物の受取りをします。

コロナの影響で注目された宅配ボックスですが、もともと日本では再配達問題解消ため、宅配ボックスの需要が高まっていました。

特に、女性の一人暮らしでは宅配を装った被害を防ぐという意味で、宅配ボックスのある物件は人気があります。物件検索のチェックボックスにも「宅配ボックスの有・無」があるほど需要が増えている時代背景を考えると、所有物件の付加価値アップ対策として検討する必要がありそうです。

>>【無料eBook】「借金は悪である」という既成概念が変わる本

【オススメ記事】